日本全国で同じ「牛乳」ですが、実は皆さんそれぞれの地元の牛乳を飲んでいます。そして隣の地域の牛乳はちょっと違う味わい。旅先で地酒や地ビールを味わうように、牛乳の味わいを楽しんでみませんか?今回は「特選北海道函館3.7牛乳」を飲んでみました。
特選北海道函館3.7牛乳【北海道乳業株式会社】北海道函館市昭和
北海道産生乳100%
飲んだ時期:5月
味わい:★★★ 甘みをかなり感じる
舌触り:★★☆ とろみを感じる
におい(乳風味):★☆☆ ほとんど無し
※家庭用冷蔵庫で1時間冷やしてから試飲
つい叫びたくなるほどわかりやすい「あまーい!」感じ
パッケージにある説明を見るところによると、この牛乳は乳脂肪分が3.7%ですが、どうやら1年の半分以上は4%を超えているようす。一般的に市販されている牛乳は3.5%~3.6%あたりが下限なので「低くても3.7%」というのは、かなり高いほうですね。
メーカーサイトを見ると「土壌と飼料、1頭1頭の健康管理にこだわっている」と書いてありました。「搾乳した土地で産地パックするからおいしい」ともあるけれど、生乳産地は函館限定ではなく「北海道」でした。東京にいると「北海道のどこらへん」かの説明ってわりと求められることが多いので、多少くどいと思われても書いておけばいいのに、と思いました。
驚くのは、甘さを強く感じる割に乳の風味が全くないこと。こちらの牛乳は口の中に残る牛乳っぽさがややありましたが、最近は乳のにおいを感じない牛乳がかなり多いです。各社で導入している「ESL製法」も、実はどんどん進化しているのではないでしょうか。
うっかり「切り欠き」側を開封すると、かなり丈夫なので気をつけよう
製造メーカーに関わらず全ての牛乳パックの上辺には、指で触ると分かる半円のカーブがあります。これは「切り欠き」といって、手で触っただけでも牛乳とわかるよう「(種類別)牛乳」にだけ付けてもいいことになっているものです。今回うっかり「切り欠き」側を開封してしまったら、硬くて開けにくかったです。
それにしても最近は紹介する牛乳のメーカーが重複してきましたね・・・。新しい牛乳との出会い、頑張ります!