酪農用語コラム 牛のふん尿は【堆肥(たいひ)】や【液肥(えきひ)】に変えられ、土に還っている ~乳牛1頭が1日に出すふん尿はなんと60kg。この処理と有効活用も酪農家の仕事~ 乳用牛は乳を出すため大量の水を飲みます。そのため出るふん尿も大量です。ですか... 2019年12月27日
酪農用語コラム 牛の【初(しょにゅう)】とは分娩後5日以内に出す乳のこと。免疫物質や栄養をたっぷり含んでいる ~仔牛を元気に育てる特別な乳で、栄養がありすぎて出荷ができない幻のミルク~ 「初乳」とは、哺乳動物が分娩から数日間に分泌する特別な乳のことです。初乳は免疫グロ... 2019年12月6日
酪農用語コラム 牛に必要な栄養量を計算し、飼料をプランニングする専門家もいる【飼料設計者】 ~牧場主が抱える悩みの大半は、飼料で解決できるらしい~ 乳牛も人間と同じで、よい食生活を送らなければ健康を守ることはできませんし、よい仕事もできません。だから... 2019年11月2日
酪農用語コラム 出産を経験しているお母さん牛の肩書は【経産牛(けいさんぎゅう)】 ~対して、1度も出産していない若牛は、ひとくくりに未経産牛と呼ばれる~ 1度でも仔牛を出産し、乳を出すようになった乳牛は「経産牛」という名前で大別されます。と... 2019年10月18日
酪農用語コラム 乳牛の仔牛は個別のおうちですくすく【カーフハッチ】 ~仔牛を病原菌から守るため、日当たりのよい屋外に設置し、いつも清潔に~ カーフとは仔牛の意味。「カーフハッチ」とは、仔牛を1頭ずつ飼育できる小屋のことです。仔... 2019年10月4日
酪農用語コラム ほとんどの牧場にある【飼料タンク】この中には配合飼料が入っている ~70年代から普及しはじめ、いまは牧場風景の一部~ 牧場内に設置されている、大きな逆円錐型の物体。これは家畜の配合飼料(濃厚飼料)を保管する飼料タンクです。乳... 2019年9月20日
酪農用語コラム 広い牧草地が必要な【放牧酪農】は日本では少数派 ~牛舎飼いよりも労働時間は短いけど、牧草の栄養・収量管理は難しい~ 酪農業といえば、緑の牧草地に散らばって、のんびり草を食む乳牛たち。そんなイメージが浮かびやす... 2019年8月23日
酪農用語コラム 酪農家から若牛を預かって、妊娠するまで育てる【育成牧場】 ~育成の仕事を外部委託することで、酪農家は搾乳に専念できる~ 乳牛育成牧場とは、複数の酪農家からおとなになる前の若い乳牛(育成牛)を預かり、初懐妊するまで育てあ... 2019年8月16日
酪農用語コラム 食品残さ等を利用して作る飼料、【エコフィード】は地域色豊か ~循環型農業を助ける理想の飼料。でも開発製造は難しいらしい~ 「eco」はエコロジカル、「feed」は飼料の意味。「エコフィード」とは、食品残さ等を利用して製造... 2019年7月26日
酪農用語コラム 牛舎内にも放牧地にも、たっぷり飲める牛の水飲み場【水槽(すいそう)】がある ~乳牛はたくさん水を飲むと、たくさん食べられる。乳量も増える~ 乳牛は水をよく飲みます。特に乳を出す搾乳牛は1日に100リットル前後の水を飲み、夏は200リット... 2019年7月19日
酪農用語コラム おなかに仔牛がいる、初分娩よていの牛【初妊牛(しょにんぎゅう)】 ~もうすぐお母さん。初めての出産がうまくいくよう大切に見守られる~ まだ仔牛を産む前で搾乳牛となっていない若い雌牛は、広くひとくくりに「未経産牛(みけいさんぎゅ... 2019年7月5日
酪農用語コラム 牛さんが舐めている、塩とミネラルたっぷりの固形飼料【鉱塩(こうえん)】 ~夏は熱中症予防のために、鉱塩を十分に用意している~ すべての動物にとって塩分は生命維持のための大切な成分。牧草由来の粗飼料を主食とする乳用牛は、そのままでは塩... 2019年6月28日
酪農用語コラム 牧場の仕事を請け負うサービス事業体もある【酪農コントラクター】 ~牧場は牧草収穫などを外注することで、牛の飼養に集中できる~ contractorを直訳すると「請負業者」。「酪農コントラクター(コントラ)」とは、牧場の依頼を... 2019年6月21日
酪農用語コラム お母さん牛になる前の期待の新人たち【育成牛】 ~身体能力を引き出す飼料ですくすく。育成舎で大切に育成される~ 乳用牛の場合、生まれてから最初の分娩をするまでの若牛は一般的に「育成牛」と呼ばれています。初め... 2019年5月17日
酪農用語コラム 効率よい搾乳サイクルのため、見逃さず発見したい【牛の発情】 ~酪農家の経験と観察眼、そしてAIなど新技術でも見極める時代~ 発情とは、雌が雄を受け入れ交配できる期間のことです。牛は季節にかかわらず、およそ18~23日、... 2019年5月10日