経産牛数も生乳生産量もケタが違う【メガファームとギガファーム】
このメガファームは視察者が多いため、社屋2階の窓から搾乳室を見学できるようになっています

~メガファーム1軒の年間生産分で、東京都民の4割が牛乳1杯を飲めるよ~

 
メガファームとは超大規模牧場のことで、さらにその10倍規模の巨大牧場はギガファームと呼ばれています。
 
明確な基準が定められているわけではありませんが、一般的にメガファームは年間生乳生産量が1,000トン以上で、分娩を経験している経産牛を100頭以上飼養している単独農場を指しています。一部、酪農関連メディアによっては年間生乳生産量3,000トン、経産牛頭数300頭規模をメガファームとしている場合もあります。
 
1,000トンと聞いてもピンときませんが、これをコップ1杯(180ml)に換算すると、なんと555万杯分。例えばこれで東京都民の約4割(※)が飲める計算になります。これはすごい。頼もしい!(※東京都が2018年10月に発表した都民の推計人口1,384万人をもとに算出)
 
近年メガファームは北海道を中心に少しずつ増えてきましたが、これは複数の酪農家が集まり法人化をした例が大半です。
 
一方、巨大牧場ギガファームの基準は、年間生乳生産量が1万トン以上で経産牛頭数が1,000頭以上という大スケール。こちらはメガファームが成長し巨大化したパターンが多く、現在ギガファームは全国に十数戸あるようです。
 
メガファームやギガファームとなると、敷地の広さから施設規模、スタッフ数までケタ違いです。敷地内に一歩入るとその風景は、牧場というよりもプラントの様相で驚きます。たくさんの牛舎、たい肥舎や浄化槽、事務所にスタッフの社宅と数々の施設が敷地内に点在しています。
 
搾乳システムには高生産を可能にするロータリーパーラーや搾乳ロボットが投入され、乳牛の健康状態や分娩サイクル、乳量などの個体情報はITを活用したネットワークで管理。
仕事内容も搾乳担当、分娩担当、哺育牛担当、データ管理担当などと分業化され、通常ならば外部に依頼をする、獣医師や家畜人工授精師などのスペシャリストを雇用しているメガファームもあります。たしかに、300頭を超えるとほぼ毎日、分娩や人工授精が発生しますから…。
 
最新設備やシステムのおかげで省力化が果たされるぶん、各部門のスタッフがしっかりと乳牛に向き合える環境が整っています。
 
また配合飼料の設計やスタッフ教育、投資・経営計画等を外部のコンサルタントに委託するなどして、効率化や経営の安定をはかっていることも特徴です。一部には、加工から販売まで手掛け、6次産業化を実現するメガファームもあります。
 
労働改革もめだちます。これまで酪農業の世界は長時間労働で休みを取りにくいイメージがありましたが、休日の確保や交代制シフトを確立させ、スタッフの福利厚生を重要視する意識がメガファームやギガファームを中心に定着してきています。
 
このように進化を続けるメガファームやギガファーム。経営者らはみな、長年の経験を積んだ日本の酪農家たちです。どれだけAIやIT装備をしても、大事なところではプロの目と技術が力を発揮してきました。
 
スケールメリットを追求する酪農経営の大規模化は、これからも進むと予想されます。年間生乳生産量10万トン以上のスーパーギガファームも、いつか誕生するかもしれませんね。どのような規模が登場しても、品質たしかな乳が食卓に届くことに変わりはないでしょう。
 

 

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