【知ってる?】生まれた仔牛が、母牛に最初にしてもらうこと。最初にもらうもの。
生後2週間くらいの仔牛。牧場主の奥さんが指を吸わせて遊んであげています

仔牛の誕生。それは牧場にとって日常的なイベントです。分娩後、母子ともに無事だとわかると牧場スタッフの緊張がとけ、牛舎内に和やかな空気が漂います。
生まれたばかりの仔牛は羊水で濡れていて、そのままにしておくと体温が奪われ命にもかかわりますから、すぐに拭いてあげる必要があります。母牛はそれを分かっているのか、わが子の全身を一生懸命にくまなく舐めてきれいにするそうです。
 
舐めてもらい体が乾燥してくると、やがて子牛は細い脚を震わせながら立ち上がり、まだ見えない目で母牛の乳頭を探しはじめます。仔牛は突起物に吸い付く本能をもって生まれてきますが、なかなか乳頭にたどり着けないこともあるとか。仔牛にとっては初めての試練でしょうか。気の利く母牛なら、仔牛の顔先をそっと自分のおなかへと導くそうです。
 
この時の母子の光景を、「なんともいえない、いい時間」と、ほとんどの酪農家が口にします。
「誰に教えられるわけでもないのに、母牛も仔牛も、ちゃんと自分のすべきことを分かっているんだよね。牛のお産を見るたびに感心するわ」と言った酪農家も奥さんもいました。
 
そうこうしながら、仔牛は乳頭に吸い付いて、初めてのお乳、「初乳」をもらいます。牛が分娩直後に分泌する初乳は、免疫グロブリンを豊富に含み、仔牛が元気に育っていくために欠かせないもの。お母さんからの贈り物です。
 
じつは仔牛が生まれてから母牛と一緒に過ごせる時間はそう長くはありません。上記のように、母牛が羊水を舐めて初乳を与えるまでの半日ほどを母子一緒にしておく牧場もあれば、分娩直後の仔牛はすぐに牧場スタッフが受け取り、タオルで拭いて搾乳した初乳を哺乳瓶で与える牧場もあります。
 
牛の母子は、舐めたり初乳を飲んだりすることで愛情を覚えます。しかし母牛は6日後からは搾乳の仕事に復帰しなくてはなりませんから、いずれは離ればなれになる運命。短いなりに少しでも母子一緒にしてあげようという考えも、別れの苦痛を感じさせないよう、あえて分娩直後に離してしまう考えも、どちらも牛と牧場経営を思案してのことなのです。
 
これは、ある牧場主が語ってくれたこと。
「仔牛は人間の都合でお母さんと離されてしまうから…。だから私たち酪農家がお母さん代わりになって、愛情を注いであげなくてはね」
 
牧場主やスタッフが、仔牛に自分の指を差し出して吸わせているのはよく見るシーンです。仔牛は乳頭を吸いたい本能をもっていて、突起物は何でも吸いたがりますから。そうやって遊んであげている牧場スタッフは、みな笑顔でした。
 

スポンサーリンク
JQオリジナル【職人による手染め】牛柄手ぬぐい

東京/浅草の手捺染(てなせん)職人による1枚1枚手染めの、綿100%手ぬぐいです。
明治時代から長く息づいている染工場ならではの、職人の技と経験をもった一品です。

長さ1メートルのロングサイズで、頭にも巻きやすく、オシャレです!

★帽子をかぶる前に頭へ巻いても
★首に巻いてツナギの差し色に、汗どめに
★調理時の三角巾替わりに

1枚 2,100円(送料/消費税別)

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事