生乳を約4度で保つ、バルククーラー

~災害ニモマケズ、生乳を出荷まで新鮮に保ちます~

日本の酪農家が生産する生乳は細菌数が少なく、衛生度は世界屈指といわれています。そして、その品質をかげで支えているのが「バルククーラー」。冷却と冷蔵の機能を持つ貯蔵タンクで、ほとんどの酪農家に普及しています。
 
その働きの内容はというと…。搾乳機械からパイプラインを通って注入される生乳を温度管理しながら一時貯蔵し、毎日か隔日でやって来るミルクローリー車へと引き渡すというもの。それは牛舎のかたすみでじっと働き続ける地味な存在ですが、生乳の品質保持にかかせない立役者なのです。
 
特に、短時間で冷却する制御力がすばらしい!牛の体温は38~39度ほどあり、搾った直後の生乳も体温に近い温かさです。ところが生乳は10度以上のままでは細菌が増殖してしまう恐れがあります。
そこで「バルククーラー」は、人肌ならぬ、牛肌温度の生乳が注入されても、生乳全体を1時以内に10度まで冷却し、さらにその後の1時間以内で4度まで下げて保管する規格となっています。このようにすばやく冷却され冷蔵ができる「バルククーラー」は、酪農家が新鮮な生乳を出荷するための重要システムであり、経営の命綱とも言えるでしょう。
 
ですから、ひとたび台風などの災害で停電になると酪農家に戦慄が走ります。「バルククーラー」の冷却機能がストップしてしまうからです。タンク内部は魔法瓶構造になっているため、通電が途絶えてもすぐに温度が上昇するわけではありません。しかし、いつ復旧するとも知れない停電は酪農家にとって一大事。
 
“電気復旧はまだか?ミルクローリー車の到着はまだか?”とジリジリ待つ時間はとても長く感じられるそう。場合によっては停電の地区を優先的に集乳してもらったり、発電機を手配したりするなどをして急場をしのいでいます。
また、非常事態は停電だけではありません。断水や水道水汚濁もピンチです。生乳をミルクローリー車に引き渡した後は、「バルククーラー」を毎回洗浄しなくてはなりませんから、断水時はJA等が給水車を出動させ駆けまわることとなります。
 
日本品質の生乳を日夜守っている「バルククーラー」。その最大の敵は、停電や断水をもたらす自然災害でした。
 

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