北海道十勝の農家に残るギャンブレル屋根の旧畜舎と塔型サイロ

農家の敷地にぽつんと残る小屋。隣にサイロがあるので、かつては牛舎だったと思われます。このちょっと変わった二段勾配の屋根は、北海道や東北などの農村地域で見かける形状です。NHK朝ドラ「なつぞら」のしばた牧場にも、この屋根がありましたね。
これはギャンブレルという名前の屋根で、18世紀にオランダの牛舎として発祥しています。
 
この旧牛舎は2階建てです。1階が畜舎で2階が飼料等の貯蔵庫というのが、ギャンブレル舎のスタンダードスタイル。2階妻側に見える大きな開口部にハシゴをかけ、そこへ乾草や敷きわらを運び入れていました。そして2階床に設けた穴から、毎日使用する分を1階の畜舎へと落とし、給餌や敷料の入れ替えを行っていました。
 
このような2階建て構造も畜舎ならではの特徴ですが、ギャンブレル畜舎にはもう一つ大きな特徴があります。それは2階に柱がないこと。貯蔵作業のしやすさを考えると柱はないほうが良いわけで、ならば柱がなくても屋根を支えられる構造にしようと考案されたのが、二段勾配の屋根だったわけです。
 
ギャンブレル屋根の畜舎は18世紀後半にオランダからアメリカへと伝わり、1900年代の明治・大正時代にはアメリカから日本へと広がりました。三角屋根に比べて天井が高く取れ、2階部分を広く利用できるとあって、牛舎だけではなく馬小屋や納屋などさまざまな建物に使われていました。
 
今は昔のこの風景は、日本に酪農をはじめとした新しい農産業がおこり、乳製品が浸透しだした時代の証でもあります。どこかで古いギャンブレル屋根を見かけたら、日本の食生活を豊かにしようと渡米して学び、働いた、たくさんの日本人がいたことも思い出してください。
 

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