カレーは飲みもの?だとすれば、牛乳は飲む食べもの
栄養素満載の牛乳
牛乳には、カルシウムが豊富に含まれているのは有名な話。他にも、たんぱく質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミン…と栄養素が満載です。
体をつくる、たんぱく質、脂質、炭水化物
「三大栄養素」と呼ばれるたんぱく質、脂質、炭水化物は、丈夫な体で元気に活動するためのエネルギー源。成長期の子どもが牛乳をたくさん飲んで大きくなったり、おなかがすいたときに牛乳を飲むと、満腹感が得られるのもそのためです。
体の調子を整えるミネラル、ビタミン
対して、ミネラルやビタミンは、体の調子を整えるのに欠かせない栄養素。一度にたくさんの量を摂る必要はありませんが、さまざまな種類をバランスよく摂ることが必要です。牛乳には、カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、亜鉛などのミネラルと、ビタミンA、D、E、K、B1、B2、B12などが含まれているため、理想的なバランスといえます。
液体だから、老若男女に摂取しやすい
これだけたくさんの種類の栄養素を食べものからいちどに摂ろうとしたら大変なこと。
しかも牛乳は液体。ですから食欲がないときや、風邪の引きはじめ、治りかけなどで体力が弱っているときに、頑張ってステーキを食べずとも無理なくゴクゴク飲めるのがいいところなんです。
生産者のノウハウも含め、ひとの栄養を賄う貴重な存在
牛から搾った乳に、何も加えず、そのままおいしく飲むだけで、豊富な栄養素と必要なエネルギーを摂ることができる。しかも国内の酪農家が牛の健康を気づかい、日本人の健康を気づかいながら、毎日搾ってくれている。牛の飼料が輸入だからと自給自足アイテムに計上されない昨今ですが、大切にしたい産業の一つですね。