搾りたては「なまちち」ではなく「せいにゅう」といいます
いまや水より安いかも?の国産栄養食品
牧場で牛からしぼったままの乳のことを「生乳(せいにゅう)」といいます。
この生乳が、皆さんが飲む牛乳の原料です。天候の変化や、一年の季節がめぐるなかで日々生産される生乳は、濃さや味わいも一年を通してびみょうに変わっています。
数少ない、国内で作れる自給率100%の食品、牛乳
先進国の中で最も低いといわれる日本の食料自給率ですが、牛乳の原料である「生乳」はなんと100%国産。生乳は、北は北海道から南は沖縄まで、日本全国の酪農家たちによって毎日生産されています。
なので季節はもちろん地域によっても様々な味わいがあり、土地の味とも呼べるわけです。
日本国内、いつでもどこででも買えます
スーパーやコンビニで売られているパック入りの牛乳も、私たちの主食であるお米と同じように、日本で育まれた農産物のひとつ。野菜農家の人が、土づくりからこだわって野菜を育てるように、生乳を生産する酪農家も、健康管理に気遣いながら、愛情を込めて育て上げた牛から乳を搾っています。
生乳(せいにゅう)が牛乳(ぎゅうにゅう)として売られるために
「牛乳」として販売できるためには、比重や酸度、細菌数などの厳しい基準があります。
それを一日二回の搾乳を通して、毎回・毎日クリアしているものだけが日本の国内に流通しています。
安心のメイド・イン・ジャパンというわけですね。