~6月1日は牛乳の日、そして6月は牛乳月間でした。みなさんご存知でしたか?~
実はこれ「World Milk Day」といって、世界の多くの国で記念日としてお祝いされています。酪農乳業により生産される牛乳は、健康栄養のための食品として世界中で位置付けられていることが背景にあるのですね。また、子供の成長を支える栄養としても重視されており、毎年9月には学校での牛乳プログラムが健康に資することをお祝いする「World School Milk day」(世界学校ミルクデー)もあります。給食の牛乳には、私も大変お世話になりましたが、すっかり意識は遠ざかり、当時の牛乳パックの形も思い出せないほどです。
さて、牛乳の健康価値は頭で理解しつつも、実は牛乳が苦手でした。なぜならば母が「牛乳嫌い」のため料理には使いますが、朝食やお風呂上りなどに飲用として勧められた記憶がほぼありません。手に取る習慣がないため、成人して自炊生活に入っても購入する機会もなく、結婚した夫がコーヒーに必ず牛乳を入れて飲む習慣をもっていたため、つられてやっと飲むようになりました。今では冷蔵庫に牛乳が入っていないことはありません。
とはいえ、正直に申せばやっと「コップ1杯」の牛乳が飲めるようになったところ。
私の周りにはひっそりと「実は牛乳が苦手」いう人は多いのです。子供に牛乳を飲ませているお母さんですら「実は自分は飲まないのよ」という人や、「どうせ飲み切れず棄ててしまうのだから、そもそも買わないわ」という人まで。飲まない理由を尋ねれば「なんとなく」派が圧倒的で「牛乳を飲む」ことが習慣化されている人には、思いもつかない迷いがここにあるようなのです。
ところがある日ぐうぜん、のどが渇いてカフェオレにする前の牛乳を飲んでみたところ、そのスッキリしたおいしさに驚きました。がぜん興味が湧いて、他の牛乳を買ってみると、同じ牛乳なのに「味が違う!」ことを発見。なんとも個性派ぞろいで、とても驚きました。スーパーでよく見ると、大手有名企業だけでなく生乳産地を指定した牛乳が所狭しとたくさん並んでいます。
ということで、官能トレーニングは受けたこともない私見ということでご理解いただき「牛乳が苦手な私が、飲んでおいしいと思った牛乳」を発表していこうと思います。東京住まいでどこまで多種類のものを見つけられるか、また、同じ牛乳の味の違いを表現することも難しそうですが、牛さんのエサや季節、産地によって本来変わるはずの牛乳の味は、地域の特徴を見出すことにつながるかもしれません。移動先などで頑張って新しい牛乳を見つけながら、更新していきます。
これを読んだ一人でも多くの人が「久しぶりに、牛乳、飲んでみようかな」と思ってもらえれば幸いです。
Written by. iijima